腸まで生きたまま届く乳酸菌とは?

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最近は、乳酸菌が生きたまま腸に届くことが絶対のことだとは思われなくなって来ました。
それは学問的にその通りで、別に生きたままでも死んでいても、乳酸菌が腸内環境に良い影響を与えることには変わりありません。

ただ、実際に腸まで生きたまま届く菌もちゃんといますし、死滅してしまう菌が多い中では大変珍しいことでもあります。
いろいろ調べた上で、やはり生きたままの乳酸菌を摂り入れたいと思うなら、そうした菌を選んで摂取すると良いでしょう。

植物乳酸菌

日本人が昔から摂取していた乳酸菌は、植物乳酸菌だったと言われています。
今でも地域に残る伝統食品などには植物乳酸菌が多く含まれる発酵食品つけものなどがあり、日本人の健康を支えて来ました。
乳酸菌は、糖を原料にして乳酸などの有機酸を作り出す菌のことです。
動物性の乳酸菌との大きな違いはその生き抜くチカラで、かなり過酷な環境でも長く生き続けることが出来ることがわかっています。

カゴメ社が開発したラブレ菌やカルピス社の開発した枯草菌C-3102株などはその代表的な菌で、ほぼ100%生きて大腸まで届くことが確認されています。
植物特有の殻を持つ特徴があり、強い胃酸にも負けず腸まで届くわけですね。

BE80菌

ビフィズス菌なので厳密に言うと乳酸菌ではありませんが、同じ善玉菌として挙げるならダノン社の独自開発したBE80菌があります。
これは特にダノングループが世界中の科学者と共に研究を続けてきたもので、とても生命力が強くお通じを良くする菌としていろいろな実験がなされています。
結果的には特に女性や高齢者のお通じが良くなり、定期的な摂取が有効ということがわかりました。
工場を出荷してからどんどん菌量が減ってしまうヨーグルトに比べてBE80菌はほぼ菌量が減らないこともわかっています。

ビフィズス菌bb536

乳酸菌の話でビフィズス菌ばかりを出してしまうのもちょっと違うのですが、ビフィズス菌bb536というのは1969年に森永乳業が発見した菌株です。
とても酸に強く、胃酸で死滅しないで大腸まで届くことがそれまで知られていたビフィズス菌とは画期的な違いだったのです。
日本初のビフィズス菌入りの発酵乳はこの菌株から作られており、現在でもその技術は世界30カ国へ輸出されています。

便秘の改善や悪玉菌の抑制に確かな効果があり、下痢を改善する効果も認められ、現在ではトクホとして認可されています。
今後は、大腸がんのリスク因子として疑われる毒素産生型フラジリス菌(ETBF菌)の抑制を行うことで、大腸がんのリスク軽減も可能なのではないかと期待されています。

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