最近話題の腸内フローラとは?

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人間のお腹の中には、誰でも花畑があることが最近知られるようになりました。
この花畑を意味する言葉がフローラで、腸内にいる100兆の細胞たちが形成している生態系のことを腸内フローラと言います。

今では世界中で研究されていますが、腸内細菌学を先駆けて確立したのが善玉菌悪玉菌の名付け親でもある東大名誉教授の光岡知足博士です。
腸内フローラと人間の寿命との関係についてまとめてみましょう。

腸内フローラは戦いの花畑

人間の腸内には数々の細菌たちが棲んでいて、それぞれに縄張り争いをしています。
一見、細菌が棲んでいる塊は形も華やかで賑やかなお花畑に見えますが、そこでは毎日生存競争が繰り広げているわけです。
外部から入って来た菌は、腸内フローラを形成している既存の菌の猛攻撃を受けて、そのほとんどが死活し、体外へ排泄されます。

だから経口摂取した菌が成人の腸内に棲み着くようになることは、ほとんどありません。
花畑とは聞こえが良いですが、そこはまさに生き残りをかけた戦場なのです。

胎児の段階では無菌

外部から入った菌が成人の腸内で定着することはほぼないと書きましたが、赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいる時には腸内も無菌です。
生まれると同時に体内に菌が入り込み、まっさらな状態からその人独自の腸内フローラが形成されて行きます。
赤ちゃんのお腹の中は9割以上ビフィズス菌だと言われていますが、だんだん他の菌も増えることで離乳するころには2割くらいになります。
これがベストなバランスで、腸内フローラが安定した状態と言えるわけですね。

腸内フローラは健康の指標

腸が元気なことは、人間の健康にとってとても大きな意味を持ちます。
だから腸内フローラが理想の状態にあるかどうかは、健康かどうかを測る指標とも言えるわけです。

放っておいても常に理想的なバランスを保っていてくれれば良いのですが、生活によってすぐにバランスが崩れてしまったり、加齢によって悪玉菌がだんだん増え、理想のバランスが崩れてしまう場合もあります。
自分で割合をコントロールするには、やはり食事や運動、ストレスケアなど、すべきことをちゃんとしなければいけないのです。
キレイなお花畑を維持するためには、ちゃんと手入れが必要だということですね。

カスが出るのが大事?

実は現代の消化や吸収が良い食べ物というのが腸内フローラを崩す原因になっているという指摘もあります。
例えばお米でも、白米より玄米のほうがより腸内でカスが出やすいですが、実はそのほうが腸がしっかり動いてきちんと排泄出来る理想の食品になります。
白米よりも粉モノのほうが消化吸収が良いですが、これもまた全部腸から吸収されるために腸内にはカスが残りません。

私たちは残らないのが良いような気がしてしまいますが、実はカスが残ることが腸のぜん動運動を助けて腸内フローラを正常な状態にすることが出来るのです。
パンより米、肉より食物繊維の多い野菜を選んで、腸内フローラを育てましょう。

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